東日本大震災で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

ジュビリー九州は地震津波及び原発被害地域の一日も早い復興を願い、各運営委員も支援の取り組みを行っています。そのためジュビリー九州の活動が遅延しておりますが、皆様のご理解をいただければ幸いです。
一方で債務問題を巡る状況は先進国・途上国を問わず深刻化しており、他団体とも連携しながら情報発信を進めています。今後も引き続きご支援のほど宜しくお願いいたします。

2009年10月8日木曜日

フィリピン駐在NGOスタッフによる緊急現地報告会

日時:2009年10月20日(金) 19時~20時半

場所:びおとーぷ 
〒812-0011 福岡市博多区博多駅前3-6-1小森ビル4A 福岡NPO共同
問合せ 木下 メール: contact@salt.or.tv
参加費:500円(一般) 300円(学生)

先の台風によって、甚大な被害が出たフィリピンで活動する国際環境NGO FOEJAPANの現地駐在スタッフを招いて、以下の緊急報告会を開催します。

日本政府や日本企業の開発案件が現地にもたらす影響、そして、台風被害の報告がメインです。平日夜の開催となりますが、ご参加の方どうぞ宜しくお願い致します。

尚、当日の参加も大歓迎ですが可能であれば参加につき事前にご連絡頂けると助かります。

●誰のための巨大ダムか?――フィリピン台風災害とサンロケダム放水による洪水被害の拡大――

国際協力銀行(JBIC)と日本の民間銀行団が9億ドルを融資し、丸紅と関西電力の出資するサンロケパワー社が建設したサンロケダム。水力、灌漑、洪水制御、水質改善の機能をもつ多目的ダムですが、10月初め、同ダムからの放水が洪水被害を拡大させ、下流の住民の安全を脅かしたとして、地元の住民や自治体関係者から大きな非難の声が上がっています。

このダムは、建設前から住民組織、自治体、国際NGOが計画の見直しを求め、反対してきましたが、この機会に改めて、同ダムの洪水制御機能について、また、誰のために建設されたダムなのかについて検証します。今年9、10月に台風がフィリピンにもたらした災害の状況もご報告します。

http://www.foejapan.org/aid/jbic02/sr/index.html

●日本より甘い規制で操業?――ニッケル製錬所周辺における重金属汚染の可能性――

ステンレスや硬貨の原料として知られるニッケル。コーラルベイ・ニッケル製錬所では、JBICの融資や日本貿易保険(NEXI)の付保を受け、日本企業3社が約90%を出資する現地合弁企業がニッケルの中間物質を生産しています。これまでも、先住民族パラワンへの影響等、環境・社会問題が指摘されてきましたが、2009年1月に製錬所周辺で聞取りを行ったところ(5つの村で計133世帯)、健康被害や悪臭等を訴える住民の声が多く聞かれました。

現在、FoE Japanでは公害の可能性を踏まえ、製錬所周辺で水質調査を試みています。その結果と日本より甘い基準の下、操業を続けているニッケル製錬事業の実態について報告します。

http://www.foejapan.org/aid/jbic02/rt/index.html

0 件のコメント:

コメントを投稿