東日本大震災で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

ジュビリー九州は地震津波及び原発被害地域の一日も早い復興を願い、各運営委員も支援の取り組みを行っています。そのためジュビリー九州の活動が遅延しておりますが、皆様のご理解をいただければ幸いです。
一方で債務問題を巡る状況は先進国・途上国を問わず深刻化しており、他団体とも連携しながら情報発信を進めています。今後も引き続きご支援のほど宜しくお願いいたします。

2013年7月14日日曜日

変化する途上国への資金の流れ ~公的資金から民間資金へ~

5月、主にヨーロッパを中心に活動する共同NGOのEurodadは、途上国における資金フローを分析したレポート「Global financial flows, aid and development(国際資金フローと援助および開発)」を発表した。

レポートによれば、途上国における貧困率はこの30年間減少し続けているものの、依然として約13億人が1日1.25ドル以下で生活しており、約25億人が1日2ドル以下で生活している(2008年)。

報告:世界に広がる、地域に広げるわたしのおカネ ~世界銀行とNPOバンク~

 昨年、東京で世界銀行の年次総会が開催された。余り報道などもされず、静かに終わってしまった感がある。しかし、80年代よりインドの「ナルマダ・ダム」等に象徴されるように開発途上国における大規模開発で、数多の貧しい人々を更なる貧困に追いやり世界中の民衆やNGOからの怒りを買った世界銀行は、今、一体何をしているのか。去る2月4日、法政大学の松本悟さんを講師に迎え、世界銀行の現在の役割と開発案件について勉強会を開催した。