東日本大震災で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

ジュビリー九州は地震津波及び原発被害地域の一日も早い復興を願い、各運営委員も支援の取り組みを行っています。そのためジュビリー九州の活動が遅延しておりますが、皆様のご理解をいただければ幸いです。
一方で債務問題を巡る状況は先進国・途上国を問わず深刻化しており、他団体とも連携しながら情報発信を進めています。今後も引き続きご支援のほど宜しくお願いいたします。

2009年7月24日金曜日

新たなジンバブエ債務帳消しを

ジンバブエ債務開発連合(ZIMCODD)はジンバブエの対外債務の会計監査を要求している。 ZIMCODDは、公共政策決定での市民参画を促し、国の社会・経済的正義を進めるために経済に対する知識の向上を目的として2000年に設立された連合組織である。 ジンバブエの債務負担は、連合にとって主要な綱領の一つである。

ZIMCODDによると、ジンバブエの対外債務は持続不能なレベルであり、国際金融機関に対して多額の債務を抱えている。 ジンバブエの財務大臣によると、国の対外債務は2009年6月30日時点で46億ドルに達しており、その額は持続不能で経済復興に弊害をもたらしていると言う。 財務大臣は、「目下、ジンバブエにそれらの債務を返済する余力は無く、将来に渡っても支払うことはできない。」、と述べている。 「ジンバブエの対外債務残高のほとんどは、世界銀行やIMF、アフリカ開発銀行に対する支払い延滞利息によるものである。 元本返済期限を履行できないことで債務不履行が続いているうちに、利息の資本再構成によって国家の債務は大幅に増加し続けている。」 アナリスト達は、もし債務が首尾一貫した方法で減少しなければ、2011年には70億ドルに膨れ上がり、新たな融資枠もまたこの数値を著しく増加させるかもしれないと分析している。 こうしたジンバブエの債務の潜在的不当性についての問題は、債務の大部分を受け持っている国際機関の政策指導の誤りによって引き起こされたものだ。 それ以上に、ジンバブエの融資契約のプロセスにおいて、新規の融資契約は排他的で独占的な裁量権が大統領と財務大臣に与えられている。 市民参画への道が開かれ、綿密な調査が行われる必要がある。

これに関連して、ZIMCODDはその他にも、借入額、経過利子、返済額、貸付状況、借り入れ理由、借り入れ資金の用途、融資の利益者、債務の歴史的・経済的側面などの事項を明らかにするための包括的な債務監査を求めている。 債務監査の成果は、債務の支払い拒否と債務帳消しの根拠を生み出していくだろう。 債務監査によって、現在、債務返済に振り向けられている資金を解放させ、その資金を保健サービスの提供や、教育、上下水道など、その他にも悲惨な状況にある社会サービスに振り向けることができる。

プレス・リリース全文とジンバブエの債務帳消しキャンペーンについては、詳しくはhttp://www.zimcodd.org.zw/ を参照いただきたい。

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