東日本大震災で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

ジュビリー九州は地震津波及び原発被害地域の一日も早い復興を願い、各運営委員も支援の取り組みを行っています。そのためジュビリー九州の活動が遅延しておりますが、皆様のご理解をいただければ幸いです。
一方で債務問題を巡る状況は先進国・途上国を問わず深刻化しており、他団体とも連携しながら情報発信を進めています。今後も引き続きご支援のほど宜しくお願いいたします。

出版物

ジュビQ2010年版最新ガイドブック『途上国の債務問題と私たち』


2000年のジュビリー・キャンペーンから10年が経過し、債務帳消しを求める国際的取り組みは一定の成果を築いてきました。国際金融危機により先進国にも対外債務問題の波が押し寄せる中、この問題にもう一度目を向けるべく、途上国の対外債務問題を考えるためのガイドブックを発行しました。

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<規格> A5版・32ページ

<内容>
途上国の債務とその歴史
私たちはなぜ債務を放棄すべきなのですか?
これまで債務はまったく減っていないのですか?
日本は貧しい国の債務を帳消ししていないのですか?
債務を帳消しするとどうなるのですか?
再び債務危機を起こさないために何が必要ですか?

債務問題を知る決定版!『世界の貧困をなくすための50の質問~途上国債務と私たち』



1985年ライブエイド、2005年Live8、それでも貧困はなくならない…
その秘密はここにある!
発展途上国を苦しめる債務のカラクリ。全てはニッポンにもつながっている、

その現実を50の質問であらわにします。

無慈悲で冷酷な金融システム…。でも、私たちはシステムの歯車なんかじゃない。ニンゲンだ!

ノーム・チョムスキー絶賛!

本書に見事に示されているように、世界の多くの国々のの ど元を締め付けている債務は、その大部分が、富める権力者のために考案されたイデオロジカルな フィクションであり、なんら正当性もなければ道義的拘束力もない。著者たちは見事な技巧と精緻さで、幾層ものペテンやごまかしで覆い隠された醜い現実を暴 きだす。そして、債務という足かせに捕われ、もがき苦しむ多くの人々を解放する手段を提供する。「世界の貧困をなくすための50の質問」は大変貴重な労作 である。(ノーム・チョムスキー)

世界の貧困をなくすための50の質問~途上国債務と私たち

【著】ダミアン・ミレー エリック・トゥーサン
【訳】大倉純子

つげ書房新社 定価2,000円+税

2006年6月1日発売


Q01 第三世界とはどういう意味か?
Q02 もっとも貧しい人々の生活条件は向上したか?
Q05 途上国が債務漬けになった主原因はなにか?
Q13 世界銀行はどのように運営されているのか?
Q14 IMFと世界銀行の経済政策の背後にある理論とは?
Q18 すべての途上国が同じ立場なのか?
Q20 それぞれの途上国に対して、誰が主要な債権者なのか?
Q22 途上国は債務を返済しているのか?
Q29 はげたかファンドとは何か?
Q30 過去に債務帳消しが行われたことはあるのか?
Q32 債務帳消しだけで途上国は発展できるのか?
Q40 債務帳消しには条件を付けるべきか?
Q41 もし債権者が債務帳消しを決定したら、世界金融危機を引き起こすか?
Q44 債務帳消しでもっとも潤うのは現在の独裁政権ではないのか?
Q47 途上国の公的対外債務は、北の公的債務と比較可能か?