東日本大震災で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

ジュビリー九州は地震津波及び原発被害地域の一日も早い復興を願い、各運営委員も支援の取り組みを行っています。そのためジュビリー九州の活動が遅延しておりますが、皆様のご理解をいただければ幸いです。
一方で債務問題を巡る状況は先進国・途上国を問わず深刻化しており、他団体とも連携しながら情報発信を進めています。今後も引き続きご支援のほど宜しくお願いいたします。

2010年12月26日日曜日

イタリア、パキスタンの債務を50%帳消しで合意

12月16日、イタリア政府はパキスタンに対する借款のうち、アフガン難民支援としてすでに使われた費用に相当する部分を帳消しすることで合意しました。この金額はパキスタンに対する債務の50%になります。また、イタリア政府は、残る50%についてもパキスタン国内の社会開発費用として充てることで債務スワップに応じることでも合意しました。

【債務スワップ】貸付国側が借手国に対し、特定の事業を行うことを条件にして、事業完了後に債務を帳消しする制度。債務削減に有効とされながらも、借手国に対する内政干渉との批判もある。

運営委員:高丸正人

参照元:

Italy agrees to cancel 50% of Pakistan’s debt
http://www.gulf-times.com/site/topics/article.asp?cu_no=2&item_no=404730&version=1&template_id=41&parent_id=23

日本のパキスタン支援、遅れる見通し

日本政府が表明した5億ドルの支援のうち、円借款として実施される2億3千3百万ドルについて、パキスタン政府側の手続きの遅れから、融資の決定が遅れる見通しとなっています。

2010年12月4日土曜日

パキスタン経済:対外債務の重圧、上院議長が途上国のニーズに基づいた経済システムの構築を要求

3日、国連の年次聴聞会においてパキスタンの上院議長、ファルーク・ナエク氏は、地球規模の問題に対し、透明で開かれた包括的プロセスが求められていると述べ、途上国の対外債務問題を様々な観点から分析し解決策を探るための仕組みを国連が設置することを求めました。ナエク氏は国際的な金融危機から脱却するための新しいシステムが「途上国がミレニアム開発目標を含む開発目標を達成できるようなものにするべきである」と述べています。

2010年12月2日木曜日

お金で世界を変える方法

Bコーポレーションとは社会や環境に関わる問題をビジネスの手法を用いて解決しようとしている会社のことを指す言葉である。Bコーポレーションはお金を作るだけはなく、労働者や環境に配慮することを誓っている。